24/25 ALC R-MⅡ162

2024・2・11 野麦峠スキー場

気温だいたい-3度くらい 雪質はアイスバーン

 

 
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alc-snow.jp

   

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引き続きALCスノーボードの製品をご紹介します。

翠川プロによる設計で小賀坂工場で生産されているため国産ボードを愛するレーサーたちに支持されているメーカーです

今回ご紹介させていただくのは新たにラインナップされるレースボードです。

ALCアルペンボードはこの試乗会の時は3種類ありましたが上からの見た目がアウトライン含め全て同じだったので写真が違うかもしれません(笑)

 

 

滑ってみると

前回のR-Yとは正反対の感覚でまず硬さを感じます。

事前に聞いていましたがキャンバーを強めに設定しているようです。

重量的にもやや重い感じです。

キャンバー強さの影響でしょうか、しっかり圧を掛けないとセンターが接地しない感じでターンのたびに板を撓ませる大きめの角付けとパワーが必要な感じです。

板にも力があるのでしっかり踏めると超加速します。

スライド・カービング共に短時間でしっかり踏める人には武器になるボードだと思います。

反面、長い時間圧をかけて丁寧なターンをする人には反発が強すぎて扱いずらいかもしれません。

感覚的にはかなりの上級者向けではないかと感じます。

 

テクニカルでも瞬発力で走りを出したいタイプの人には好まれると思います。

一方、円い安定したターン弧で滑る演技はR-Yのほうが得意です。

 

どんなユーザーに向くか

・体重、パワーのある人

・直線的にゲートをクリアしたい人

 

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 100

スライド  95

ノーズのグリップ 105

テールのグリップ 100

体感重さ 105(重いほど高得点)

体感硬さ 110(硬いほど高得点)

回転性能 100

安定性  95

板の走り 105

コストパフォーマンス 80

 

 

24/25 ALC R-Y162

2024・2・11 野麦峠スキー場

気温だいたい-3度くらい 雪質はアイスバーン

 

 
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alc-snow.jp

   

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今回からはALCスノーボードの製品をご紹介します。

翠川プロによる設計で小賀坂工場で生産されているため国産ボードを愛するレーサーたちに支持されているメーカーですが、

今回ご紹介させていただくのはALCのテクニカル向けボードです。

24シーズン、JSBAテクニカル選手権を制した山本選手が考案、使用しているボードになります。

ALCアルペンボードはこの試乗会の時は3種類ありましたが上からの見た目がアウトライン含め全て同じだったので写真が違うかもしれません(笑)

 

 

滑ってみると

メタルシートは入っているようですが薄いのか非常にしなやかです。

個人的に小賀坂のイメージはどのボードもパリッと張りのあるものですが

この板はその感じがありません。

重量的には平均かなといったところです。

ボードがしなやかで綺麗に撓むのでターンも綺麗な円弧を描きます。

私はレーサーなので、このサイズのボードに乗るとSLに合わせたターンをしたくなりますが、方向づけして瞬間的なエッジングでターンが終わるタイプの板ではなく

谷回りからじっくり乗り込んで時間をかけたターンが得意な板だと思いました。

なのでショートターンも反発を利用した小気味良いリズムのやつは難しく

フルカービングで雪面から板を離さないようなややターンサイズの大きいショートターンのほうがやりやすいでしょう。

 

どんなユーザーに向くか

・テクニカルど真ん中の人

 

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 100

スライド  95

ノーズのグリップ 95

テールのグリップ 95

体感重さ 100(重いほど高得点)

体感硬さ 95(硬いほど高得点)

回転性能 90

安定性  95

板の走り 95

コストパフォーマンス 80

 

 

24/25 AMICSS DMT162

2024・2・11 野麦峠スキー場

気温だいたい-3度くらい 雪質はアイスバーン

 

DMT は操作性とシャープなターンがテーマです。 より自由にターンを刻むための、操作性能に重点を置き 開発されたキャンバー・ロッカーとサイドカーブのバランス、 大胆に配置されたカーボン、良質なウッドコアがシャープで 軽快なターン感覚と意のままに操作できる楽しさを提供します。 (チタナール無しモデル)

 
メーカーサイトはこちら

www.amicss.com

 

23-24 AMICSS/アミックス XFIT クロスフィット メンズ レディース スノーボード ラントリ グラトリ 板 2024

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(2024/2/25 19:38時点)
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引き続きアミックスです

こちらはノンメタルのグラスボードになります。

DMTがデビューしたての頃に乗った以来ですので随分久しぶりです。

今季からなのかアルフレックスホールを搭載しておりプレート対応しています。

セット販売もあるらしいです。

白いボードに白いダイカットのメーカーロゴは個人的にはオシャレに感じるのは自分だけでしょうか

 

 

滑ってみると

RCV&WCと同じ形状だと思うのですがクルクル回ります。

グラスボードならではの優しさがあります。

もちろん重量も軽くなっています。WCと比べて2~300g程度なのだと思うのですが体感的にはもっと軽く感じます。

滑り自体が軽快だからでしょうか。

全体に撓んでクイっと戻ってくる感じですが、尖った反発ではなく優しめの反発です。

基本的にはテクニカルユーザー向けで、楽に優しくカービングしたり運動要素の必要な種目をこなすのに適したボードではないかと思います。

ハンマー形状でロッカーもそれほど大きくないためコブとかは不向きでしょう。

 

レースで使用するにはグリップ力不足と雪面コンタクトを失いやすいノンメタルのため、春の湿雪SLあたりでしか出番がない気がします。

 

 

どんなユーザーに向くか

・入門アルペンボーダー

・軽い板が好きな人

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 85

スライド  105

ノーズのグリップ 90

テールのグリップ 90

体感重さ 85(重いほど高得点)

体感硬さ 90(硬いほど高得点)

回転性能 105

安定性  90

板の走り 105

コストパフォーマンス 100

 

 

24/25 AMICSS RCV165

2024・2・11 野麦峠スキー場

気温だいたい-3度くらい 雪質はアイスバーン


一貫して変わらないRCV のテーマ。 それは操作性と安定感のバランスです。 新素材F-TEX を与えられ、躍動感や瞬発力を引き出されたRCV は フリーライディング、レース、様々なシーンにおいてより一層のコントロールが 出来る楽しさをライダーに与えます。
 
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引き続きアミックスをご紹介いたします。

来季アミックスのアルペンボードはすべてトップシートを新素材のF-TEXを採用しているようで反発力と軽量化が図られています。

前回までにご紹介させていただいたファクトリーモデルをはじめ常に新しい技術をボード作りへ取り込んでくる情熱には感動すら覚えるメーカーさんです。

そもそも我々が使用しているPブーツを現代に復活させてくれたメーカーですし。

東北へ足を向けて寝ないようにしなければいけません。

 

滑ってみると

おなじみRCV&WCの形状でファクトリーモデルのような見た目の違和感はありません。

重量面も確かに軽くなったように感じます。

165cmは比較的最近出てきたモデルでサイドカーブ形状はファクトリーモデルに近いかと思います。

162と比較してターン前半で大きく切れ込んでくる事が無くターンが長くなりやすいです。なのでSLにおいてはスライド操作が基本線になります。

スライド自体は非常にスムーズにでき、その後のグリップもストレス無く行えるので長くても操作性は悪くないです。

WC同様にターン後半で、抜け出しが強くなり、反発力が上がっています。

もともとRCVは良く動く板でしたがさらにメリハリが出ています。

走りがはっきり出やすくなった分、安定感が落ちたように感じますが個人的にはSLボードであればこちらのほうがリズムが取りやすく感じます。

掘れたバーンでは発射してしまう恐れがあるので吸収動作の上手な人向けでしょうか。

 

 

テクニカルでは

ミドルターンにバッチリ合致しそうです。

ボードの動きも出せますし減速要素の少ないターンができます。

 

 

どんなユーザーに向くか

・すべてのアルペンボーダー

・張りのある板が好きな人

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 100

スライド  100

ノーズのグリップ 100

テールのグリップ 100

体感重さ 100(重いほど高得点)

体感硬さ 100(硬いほど高得点)

回転性能 95

安定性  105

板の走り 105

コストパフォーマンス 100

 

 

24/25 AMICSS WC162

2024・2・11 野麦峠スキー場

気温だいたい-3度くらい 雪質はアイスバーン


競技コース内で高い操作性と安定感を誇っており、数多くの 勝利を手にしてきたWorldcup シリーズ。新素材F-TEX を 搭載したことにより瞬発力を高めた。Factory Team 選手も コースによって選択するWorldcup シリーズ。
ライダーとの高いレベルの一体感がそこに存在する。
 
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23-24 AMICSS/アミックス XFIT クロスフィット メンズ レディース スノーボード ラントリ グラトリ 板 2024

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引き続きアミックスをご紹介いたします。

来季アミックスのアルペンボードはすべてトップシートを新素材のF-TEXを採用しているようで反発力と軽量化が図られています。

前回までにご紹介させていただいたファクトリーモデルをはじめ常に新しい技術をボード作りへ取り込んでくる情熱には感動すら覚えるメーカーさんです。

そもそも我々が使用しているPブーツを現代に復活させてくれたメーカーですし。

東北へ足を向けて寝ないようにしなければいけません。

 

滑ってみると

おなじみRCV&WCの形状でファクトリーモデルのような見た目の違和感はありません。

重量面も確かに軽くなったように感じます。

ターン始動の切れ込みがスムーズでスルッと曲がるWCの良さは以前のモデルと変わりません。

以前のモデルより変化があったのがターン後半で、抜け出しが強くなり、反発力が上がった感じです。

安定して雪面を這うように滑っていたボードが少しキビキビ動くボードになったと思います。

走りがはっきり出やすくなった分、安定感がやや落ちたように感じますが個人的にはSLボードであればこちらのほうがリズムが取りやすく感じます。

 

やや難点と感じるのは板の走りがターンの内側へ向けられたことで必要以上に回りすぎる感覚があります。

ターン終わりのタイミングを変えることで理想のラインは保てると思いますが

今までのWCよりよく曲がる、扱いやすくなった分調整が必要かと思います。

 

テクニカルでも

その走りはターンでのアピールで活躍できると思われます。

ルフレックス系プレート必須のボードなので細かい作業が求められる種目には向かないです。

 

 

どんなユーザーに向くか

・すべてのアルペンボーダー

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 105

スライド  100

ノーズのグリップ 100

テールのグリップ 100

体感重さ 100(重いほど高得点)

体感硬さ 100(硬いほど高得点)

回転性能 105

安定性  100

板の走り 100

コストパフォーマンス 100

 

 

24/25 AMICSS WC Factory Model 185

2024・2・12 菅平高原スキー場

気温だいたい0度くらい 雪質はややソフト


瞬発力を高める新素材F-TEX。 狙った滑走ラインを駆け抜ける新シェイプ。 操作性能を維持しながら瞬発力を高めた新設計コア。 AMICSS Factory Racing Team とDevelopment teamが 勝利を追い求めるアスリートに贈る。 Factory Team が導き出した勝つための答え
それがWorldcup-Factory Model
 
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www.amicss.com

 

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価格:70100円
(2024/2/25 19:38時点)
感想(0件)

 

おそらく現在日本国内で最も注目されている水色アミックスです。

気になっている方も多いと思います。

 

今までのRCV、WCとはシェイプが変わっており、見た目はやや細く感じます。

新開発のトップシート材を使用しており昨年までのWCより薄くなっているようです。

当然、軽量化が期待されるわけですがそのあたりは誤差なのか持ってみてもよくわかりませんでした。

 

滑ってみると

162SL同様エッジグリップ力が強烈です。

どのような状況でも噛みついて直進したがるボードなのはファクトリーモデルのコンセプトなのでしょう。

硬さはWCよりもノーズ方面にややしっかりさを感じます。

捉えやエッジグリップの強さもこのあたりの張りからくるものかもしれません。

SL同様しっかり板を立てたうえでプレッシャーを掛けないと途端に落とされる感じです。緩斜面のゴール手前のワンターンすら油断できない常に全力ターンを求められるボードです。

 

国内におけるアマチュアの主なレースは単走GSということもありインターバルも23m以上あることを考えればそれほどきっちり踏まないでもうまく最短ラインを落ちてくれるボードだと思いますが、

このボード製作者が思っているインターバルの短いワールドカップにおけるPGSが戦場と考えるととても曲がり切れる力量は自分には無いです。

 

しっかり乗れるレーサーには強力な武器になる反面、油断した乗り方のできないボードですのでシニアに至る自分や体重の軽いレーサーには体力的にきついボードに思います。

ただし、「乗れれば速い板」なのでチャレンジの価値はあります。

 

テクニカルでは

もともと直進性が高く落ちていきたがるボードなので点数出ないでしょう。

 

 

どんなユーザーに向くか

・自称ではない上級スノーボーダー

・ガチなレーサー

・乗せられてもついていける根性のある人

 

超私的採点(GSレースボードとして)

カービング 100

スライド  100

ノーズのグリップ 105

テールのグリップ 105

体感重さ 100(重いほど高得点)

体感硬さ 110(硬いほど高得点)

回転性能 95

安定性  110

板の走り 100

コストパフォーマンス 100

 

 

24/25 AMICSS WC Factory Model 162

2024・2・11 野麦峠スキー場

気温だいたい-3度くらい 雪質はアイスバーン


瞬発力を高める新素材F-TEX。 狙った滑走ラインを駆け抜ける新シェイプ。 操作性能を維持しながら瞬発力を高めた新設計コア。 AMICSS Factory Racing Team とDevelopment teamが 勝利を追い求めるアスリートに贈る。 Factory Team が導き出した勝つための答え
それがWorldcup-Factory Model
 
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23-24 AMICSS/アミックス XFIT クロスフィット メンズ レディース スノーボード ラントリ グラトリ 板 2024

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おそらく現在日本国内で最も注目されている水色アミックスです。

気になっている方も多いと思います。

 

今までのRCV、WCとはシェイプが変わっており、見た目はやや細く感じます。

新開発のトップシート材を使用しており昨年までのWCより薄くなっているようです。

当然、軽量化が期待されるわけですがそのあたりは誤差なのか持ってみてもよくわかりませんでした。

 

滑ってみると

まず驚くのがエッジグリップの凄さです。サイドスリップ段階からボード全体がグリップしようとします。サイドカーブが浅めというのもあるのでしょうか、通常のSLボードであればノーズ近辺とテールが強くグリップしようとするものですが、この板は全体が均一にグリップしようとします。

実際のターンにおいてもそのグリップ力は強烈で、方向づけを行ってもその後のカービングが一瞬で決まってしまい遊びがありません。

さらにはターン抜け出しも早く、下に向かう純粋レースボードです。

ボード自体もWCよりも硬く感じ、ターン中盤までにしっかり撓みを作ってあげないと振られたゲートでは確実に落とされます。

緩斜面のストレートセットが多いJSBAの大会であれば問題なく滑れるとは思いますがFISやJSBAにおいても最近はふり幅が出てきているのでエッジだけに乗せられているとこの板ではコース外へ連れていかれます。

 

しっかり乗れるレーサーには強力な武器になる反面、油断した乗り方のできないボードですのでシニアに至る自分や体重の軽いレーサーには体力的にきついボードに思います。

ただし、「乗れれば速い板」なのでチャレンジの価値はあります。

 

テクニカルでは

もともと直進性が高く落ちていきたがるボードなので点数出ないでしょう。

 

 

どんなユーザーに向くか

・自称ではない上級スノーボーダー

・ガチなレーサー

・ストレートなセットだけ速ければいい人

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 115

スライド  95

ノーズのグリップ 110

テールのグリップ 110

体感重さ 105(重いほど高得点)

体感硬さ 110(硬いほど高得点)

回転性能 95

安定性  105

板の走り 95

コストパフォーマンス 100

 

 

24/25 APEX SUPER169

2024・1・3 やぶはら高原スキー場

気温だいたい3度くらい 雪質はやや湿雪下地あり



 
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今回はオーストリアのメーカーAPEXです。

スノーボードクロスにおいては使用者が多く、アルペンにおいても高性能なボードを多く出しているメーカーです。

今回はピュアレースボードであるSUPERの新しい長さがリリースされるそうですので試乗させていただきました。

 

滑ってみると

SUPER164は個人的にも乗り慣れた板ですので見た目に違和感はありませんが

カットされたノーズ形状などは初見の人には珍しく感じるかもしれません。

やはり重量はこの長さでありながら軽く、ボード自体が薄いです。

それでいて充分以上の張りがあり、強い板です。

この辺りは自分が使用している164cmとほぼ同じと言えるでしょう。

 

169cmのボードと言うこともありSLのイメージで滑るとかなり大きめのターンサイズになってしまいます。GSイメージだとボードの返りがクイックで

どちらにも合わない中途半端なターンになりやすいです。

ですが

このボードの狙いはそこだろうと個人的には思います。

ゲートの練習できない日などでゲレンデフリーランで自分の滑りを見直したいときなどにこういったSLでもGSでもない中間的なボードで練習するのは効果が上がると思います。

他メーカーでもフリーカービングやシニアレーサー向けの170cm程度の板はありましたがいずれもレースボードとしては不足で

今回のようなピュアレースボードの中途半端サイズは今までオクセスがリリースしたガルマリーニモデル以外に記憶がありません。

 

テクニカルにおいてもミドルターンにドンピシャで板の動きも良いのでお勧めです。

 

どんなユーザーに向くか

・ゲレンデカーバーだけど全力で行きたいひと

・基礎スノーボーダー

・レーサーのフリーラン練習用

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 100

スライド  90

ノーズのグリップ 100

テールのグリップ 100

体感重さ 105(重いほど高得点)

体感硬さ 100(硬いほど高得点)

回転性能 90

安定性  110

板の走り 100

コストパフォーマンス 70

 

 

24/25 RAVANSER FIRE162

2024・1・3 やぶはら高原スキー場

気温だいたい3度くらい 雪質はやや湿雪下地あり



 
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今回レビューするのはイタリア製ラバンサーです。

新しく追加されたシリーズで今回はブルーです。

これも20年以上前のバートンFPによく似たデザインで何だか嬉しくなります。

一応レースボードとして取り扱われますが先行のPROTEAM、RADIALよりは優しめで扱いやすさを目指したボードのようです。

価格も外車にしては優しい価格設定のようです。

 

滑ってみると

当日、比較のためにPROTEAMも試乗させていただきましたがFIREのほうがノーズ近辺がかなり柔らかい印象です。

機敏なイメージは少なくなりますが荒れたバーンでも拾うことなく乗り越えてくれるためフリーランではストレスが少ないです。

全体的に硬さが無いため操作性が高く、ターン終盤で発射するようなことが無いので非常に扱いやすいです。

エッジグリップも必要充分なうえボード全体でコンタクトするためクルージングは楽です。

 

今回使用したのは162cmでSLボードサイズですがレースで使用するにはレスポンスが薄く、クイックなターンには不向きなイメージがあります。

このしなやかさであれば185cmクラスのGSボードはかなり良さそうな予感がします。綺麗にターンが繋がりそうです。

残念ながらこの日は試乗機がありませんでしたが。

 

テクニカルにも向いていそうで、操作性が高いため地形があるSAJ技術選などではガチレースボードよりも安定するのではと思います。

反発が弱いのでカービングショートターンにも向いていると思います。

 

どんなユーザーに向くか

・ゲレンデカーバーで優しめレースボードが欲しい人

・基礎スノーボーダー

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 110

スライド  100

ノーズのグリップ 100

テールのグリップ 100

体感重さ 90(重いほど高得点)

体感硬さ 90(硬いほど高得点)

回転性能 105

安定性  95

板の走り 95

コストパフォーマンス 80

 

 

15/16?  MOSS SNOWSTICK AP PT

2024・2・1 菅平高原スキー場

気温だいたい0度くらい 雪質はややハードパック


ハードブーツユーザーにも沢やタイトな地形、テールのドライブを楽しんでもらえるPTモデル。FATなシェイプにソフトフレックスでタイトな地形にも面で合わせやすい。
 
メーカーサイトはこちら

www.pioneermoss.com

MOSS SNOWSTICK『APPT/エーピーピーティー』モス スノーステック/モススノーステック/SNOW SURFING/スノーサーフィン豪華特典多数有ります♪

価格:132000円
(2024/2/1 10:41時点)
感想(3件)

新年あけましておめでとうございます。

今シーズンも可能な限り試乗させていただいたアルペンボードをレビューしていきたいと思います。

2月現在で北海道以外は雪が少なく、短いシーズンになりそうなのと

各メーカーのオーダー締め切りが年々早くなっており試乗会自体が少なくなりそうですが、可能な限り参加できればと思います。

 

今回レビューするのは異色のアルペンボードです。

イオニアモスのパウダーボードシリーズの中で3機種あるアルペンの中のひとつです。

かなり古い年式ですが、現行モデルも同じシェイプで中身も同じと思われます。

 

残念ながらこの日はパウダーは無く、寧ろアルペン日和のハードパックでしたので

整地でのレビューとなります。

滑ってみると

やはりスノースティックらしい超軽量です

エストが23cmとソフトブーツでも履けそうな太さで、ノーズもアルペンボードではありえない太さになります。セットバックも非常に大きく、ノーズ先端の距離感はGSボードと大差ないです。

そのため、カービングするには切り返しがもたつきやすく意図的にクイックに大きく動かす必要があります。

また、テールがほぼ無く、ノーズロッカーも前足のすぐ先から始まっているため

センターしか乗るところが無い感じです。

 

ですが・・・・

 

これは練習ボードとして優秀と言えます。ポジションや動きのダメ出しをしてくれるボードです。硬い板ではないので低速でいろいろチェックできるのも良いところです。

もちろんアルペン殺しのパウダーデイや春の底なし湿雪の時は楽しいボードになるでしょう。

 

どんなユーザーに向くか

・セカンドボードで遊びたい人

・目立ちたい人

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 30

スライド  130

ノーズのグリップ 10

テールのグリップ 20

体感重さ 40(重いほど高得点)

体感硬さ 40(硬いほど高得点)

回転性能 100

安定性  20

板の走り 50

コストパフォーマンス 70