2021・2・14 武石番所が原スキー場
気温だいたい5度くらい 雪質はややハードな圧雪
ハードパックスノーやアイスバーンでのエッジグリップと滑走性能の両立、そして操作性能を追求し、レースコースでのテストを経て誕生しました。
昨今、アルパインボードでは必要不可欠となってきているスノーボードプレートの使用を前提として、4×4インサートホールを搭載しない仕様としました。インサートパターンは、現在最も汎用性の高いALLFLEXのホールパターンを採用すると共に、ライダーの好みに合わせて選択可能なALC独自のインサートホールも搭載しました。バインディング、プレート、すべてを自社開発、生産しているALCのメリットを最大限活かすべく、プレートの選択も併せてご検討ください。
今期はまず、男性用のモデルとして、R62、R81という2サイズをラインナップ。レース競技やテクニカル競技で活躍できるスペックです。
Made in Japan、高品質なスキー・スノーボードを生産し続ける『小賀坂スキー製作所』での生産です
メーカーサイトはこちら
https://alc-snow.jp/snowboard/
|
外観
ノーズ幅 259.5mm
ウェスト幅 202mm
テール幅 240mm
サイドカーブ センター11.7m
滑走インプレッション
今シーズンから販売されているALCの板です。
まだゲレンデで見かけることは少ないですがコスパも高いのでこれから増えるでしょう。
生産は小賀坂にて行われるようで、アウトラインやノーズ形状はEVOやRXとよく似ています(同じか?)
先シーズン試乗した物よりもしなやかになった印象があります。
特にノーズ近辺がケスラーのような柔らかさで、ハードパック時は自動的なターン導入ができると思います。
センター部はやや硬さを感じますが、今回使用したロックプレートよりもALC製のプレートの親和性を考慮しての事だと思います。
難点をいくつか挙げると
ケスラーのようにしなやかではあるのですがノーズの振動が気になります。
暴れやすい印象です。また、テールのグリップ力も少し弱く感じ、流れることがありました。いずれも乗り位置に慣れることで解消はすると思います。
基本的には何でもできるオーソドックスな板だと思うのでテクニカルユーザーにも合いそうです
どんなユーザーに向くか
・これからレースを始めたい人
・後ろ足重心でターンする人
・ALCプレートを使用している人
超私的採点
カービング 90
スライド 90
ノーズのグリップ 110
テールのグリップ 90
体感重さ 100(重いほど高得点)
体感硬さ 100(硬いほど高得点)
回転性能 90
安定性 90
板の走り 100
コストパフォーマンス 80