24/25 APEX SUPER169

2024・1・3 やぶはら高原スキー場

気温だいたい3度くらい 雪質はやや湿雪下地あり



 
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今回はオーストリアのメーカーAPEXです。

スノーボードクロスにおいては使用者が多く、アルペンにおいても高性能なボードを多く出しているメーカーです。

今回はピュアレースボードであるSUPERの新しい長さがリリースされるそうですので試乗させていただきました。

 

滑ってみると

SUPER164は個人的にも乗り慣れた板ですので見た目に違和感はありませんが

カットされたノーズ形状などは初見の人には珍しく感じるかもしれません。

やはり重量はこの長さでありながら軽く、ボード自体が薄いです。

それでいて充分以上の張りがあり、強い板です。

この辺りは自分が使用している164cmとほぼ同じと言えるでしょう。

 

169cmのボードと言うこともありSLのイメージで滑るとかなり大きめのターンサイズになってしまいます。GSイメージだとボードの返りがクイックで

どちらにも合わない中途半端なターンになりやすいです。

ですが

このボードの狙いはそこだろうと個人的には思います。

ゲートの練習できない日などでゲレンデフリーランで自分の滑りを見直したいときなどにこういったSLでもGSでもない中間的なボードで練習するのは効果が上がると思います。

他メーカーでもフリーカービングやシニアレーサー向けの170cm程度の板はありましたがいずれもレースボードとしては不足で

今回のようなピュアレースボードの中途半端サイズは今までオクセスがリリースしたガルマリーニモデル以外に記憶がありません。

 

テクニカルにおいてもミドルターンにドンピシャで板の動きも良いのでお勧めです。

 

どんなユーザーに向くか

・ゲレンデカーバーだけど全力で行きたいひと

・基礎スノーボーダー

・レーサーのフリーラン練習用

 

超私的採点(SLレースボードとして)

カービング 100

スライド  90

ノーズのグリップ 100

テールのグリップ 100

体感重さ 105(重いほど高得点)

体感硬さ 100(硬いほど高得点)

回転性能 90

安定性  110

板の走り 100

コストパフォーマンス 70